Excelで作成するグラフの移動平均(Moving Average)は、データの周期性に単位をあわせる

ウェブ解析のプロセスでExcelでグラフを作るときに、そのデータの傾向を表すために近似曲線(Trend Line)を表示させることが多くあります。トレンドラインを用いないと、日々のデータの揺れが大きすぎて傾向を読み取るのが難しくなります。

いろいろな種類のトレンドラインの中で、データの短期的な揺れを抑えて中期的な変化の傾向を見るためには、移動平均を利用します。これを用いるコツは、「単位」の設定をデータの短期的な揺れの周期にあわせることです。デイリーのデータがあって1週間で高低を繰り返す傾向がはっきりしているならば、7日間の移動平均にすることで週の中の上下を平坦にして、週をまたぐレベルの変化を読み取りやすくなります。週ごとの波と、月ごとの波を両方平滑化したいならば、28日間の平均にしてもよいでしょう。