「税務署の希望通り」の確定申告を代行しましょう。さて、料金はどちらが払う?

ある友人が今年の3月に「初めての確定申告」をした。

そして彼女が最後の最後につまづいたことは、慣れている人にとっては常識と言えることだった。それなのに、その簡単なことを確認するのにかかった時間は丸1日以上だった。

  • 税務署から「収入の算出方法を修正して再提出せよ。」との手紙が届く。
  • 本人が「間違いはありません。」と、同じものを返送する。
  • すると翌日、税務署から電話が入り、いくつかの質問を受けた。
  • その後、本人が税務署に何度も電話し、税務署の担当者は勤務先の会社に電話までして確認した。

そして問題の解決方法が見つかった。
それは、「申告に使用する用紙を別の種類のものにする」ことだった。

毎年、彼女のようにたくさんの人が挑戦しているだろう。いったい何人の人が「初めての確定申告」で使用する用紙を間違えるだろうか。それをされると税務署は、まず「再提出せよ」の手紙を出し、そのあと1日がかりで確認しなければならない。

同じような境遇のもうひとりが言うには、最初に税務署に出向いて「初めてだ」と言えば、初心者向けのスペースが用意されていて正しい方法を指導してくれるそうだ。

誰か、その指導役を引き受けて、仕事帰りに相談できるサービスをやってあげて欲しい。税務署の担当者は電話で話しながら、あきれ果てたり、いらだった声になったり、あたかも「あなたはなぜ、私が習った通りの納税者じゃないんだ?」と言いたそうだったようだ。重要なのは「税務署の希望通り」のサービスをすること。そうすれば料金は彼らが払うだろう?