BOSS GL-100 Guitar Driver
当時はラインドライバーなどとも呼ばれていて、マイクを使わずに録音するために求められていたギターアンプシミュレータのハシリだと思います。現存する他の機種を真似るためのシミュレータではないので、私はGL-100というソリッドステートのギターアンプだと考えています。
現在、一般化しているアンプシミュレータにはアンプのタイプを選ぶ機能がありますが、この機種で選択できるのはあくまでエフェクタとしての歪みの種類(クランチ、オーバードライブ、ディストーション)だけで、アンプの種類は選べません。ただし、ギターアンプのように音域別のイコライザーが付いていることと、チャンネル切り替えができるところがアンプらしいと言えます。
基盤全体
歪みエフェクトとスピーカーシミュレータの効果を全てオペアンプIC、ダイオード、トランジスタ、コンデンサを組み合わせたアナログ回路で出しているようです。歪みのモード切替は、複数段のアンプ間のゲインと、ダイオードの組み合わせを変えているのでしょうか。
18個のオペアンプICは全て三菱M5218L
これも中古楽器コーナーで購入
電源コードがかなり傷んだ状態(通常の使用ではありえない状態)で、4000円で購入しました。入出力ジャックが密閉されたタイプなので、内部にはほとんど埃が入っていません。